配色のDNA

Happy Halloween 🎃

ハロウィンの季節、『ハロウィンナイト』を作って下さるかたが増えて、よく見かけるようになりました。
そんな時、他の方の作品写真を見て「ん?」と思ったことがありました。(部分写真をお借りしました。)
黒猫ちゃんが、上半身と下半身で色が違う!


元の作品は、こんな感じで全身「だいたい全部黒」↓

今までの教室の生徒さんたちの作品を見ていても、そんなに気にしていなかったのですが…


思わず図案を見返してみました。
猫は、顔が3色(①⑤⑦)、上半身が4色(①④⑤⑦)、下半身が3色(①④⑦)、尻尾は2色(④⑦)。
下半身の方が色数が少ないことは確かです。

Q.下半身が上半身に比べて明るく分断されたように見えた理由は?

A.⑤の色が強過ぎるか、④の色が明る過ぎるということが考えられます。

と、このように読み解いていくことができます。

図案には色の出方がDNAのように書き込まれています。
詳しくは「基礎からのデザイン・色彩講座」
テキスト2「色彩」に書いていますので、ここでのお話はここまでにしておきます。
他にレッスン2(テキスト2)では、「思いがけない色が出てしまった時に私が取った方法」「タイトルの付け方」などについても書きました。
今年度の受講生の皆様方は、今ちょうどここまで終わって、今日まとめをお渡ししたところです。
テキストをお持ちの方は、改めて読み返して頂けると復習になりますよ。


薬師寺智子☆色にときめくローズウィンドウ教室

ゴシック建築の教会の薔薇窓を模したペーパークラフト『ローズウィンドウ 』。作家、デザイナー、講師として創作活動をしています。 特徴①【デザインまで教えられる教室】 初心者の方だけでなく講師をされている方まで。「デザイン・色彩講座」では70名以上の方を指導しています。 特徴②【色相環技法】 薬師寺智子考案のオリジナル技法で、同じ色の繰り返しではない不思議な作品ができます。

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