サイズと光の透過について

今日のローズウィンドウ講座で、この作品『ジューンブライド』を作られた方たちがいらっしゃったので、5年前のfacebookの投稿での話を再掲載します。

『ジューンブライド』

左:小サイズ、右:大サイズ
この作品、結婚式のプチギフトの箱のデザインをアレンジしたもの。
一口サイズのクッキーが3個入っている、5〜6cm角の紙の箱でした。
紙の温度ギャラリーで展示をした時に、友人が小さいサイズでのオーダーをしてくれました。
元の作品は大サイズ(直径23cm)でしたが、オーダーは元のサイズの63%の小サイズ。
用紙は同じものを使うので、厚さが相対的に1.6倍になってしまいます。

そこで1番複雑な図案を1枚間引いて作りました。この1枚は白を際立たせるよう、暗さを出すための1枚だったので、このサイズにはちょうど良かったのです。(このように作ったのは、私の中ではこの作品だけです。)
最初の写真を見ると、見た目は同じですよね。
むしろ同じ枚数で作ると、すっきりしない暗いものになりました。
色にもよりますが、縮小して小さなサイズで作ると、印象が変わることがあります。

教室の生徒さんたち、ベテラン揃いになってきましたが、今日の作品は色選びに苦労されているようでした。
次の講座で作品が見られるのが楽しみです♪


薬師寺智子☆色にときめくローズウィンドウ教室

ゴシック建築の教会の薔薇窓を模したペーパークラフト『ローズウィンドウ 』。作家、デザイナー、講師として創作活動をしています。 特徴①【デザインまで教えられる教室】 初心者の方だけでなく講師をされている方まで。「デザイン・色彩講座」では70名以上の方を指導しています。 特徴②【色相環技法】 薬師寺智子考案のオリジナル技法で、同じ色の繰り返しではない不思議な作品ができます。

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